上原ひろみLIVE

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上原ひろみLIVE


昨日沖縄コンベンションセンターで行われた
上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト
feat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス「MOVE」JAPAN TOUR 2012に行って来ました。

ライブはアルバムタイトルにもなっている「MOVE」の1曲目からスタート。
ピアノから4度の和音が鳴り、少しずつ音数が増えて行き、8/9+8/8拍子のテーマが導き出されるこの難曲をこのトリオは難なくやってのける!
彼女の曲の多くは曲の途中で何度も拍子が変わるから、真剣に聴いてないと拍子が解らなくならないか心配だったんだけど、3人の動きを観てると自然にリズムがす〜っと身体の中に入ってくる感じ。
至上の音楽だ。

僕は前から7列目でちょうどピアノの鍵盤が真正面に見える奇跡的な席に座れたので、彼女の綺麗でテクニカルなタッチを間近で観る事が出来て本当に幸せ。
ただ、個人的に残念だったのは、1曲だけピアノソロで弾く曲があったんだけど、ピアニシモになった時にスピーカーから若干のノイズが…
彼女のピアニシモは本当に綺麗だったからその曲だけはPAスピーカーからじゃなくて「生音」で聴きたかったなぁ。
難しいとは思うけれど。

ベーシスト、アンソニー・ジャクソンは僕が敬愛するベーシスト。
初めてアンソニーのプレイを意識したのは多分二十歳の頃、矢野顕子の「峠の我が家」に収録されている「そこのアイロンに告ぐ」を聴いてからだと思う。
因にこの曲は「上原ひろみ&矢野顕子」でも演奏されてます。
彼の影響で多弦ベースを弾き始め、ついには同じメーカーのベースを長野まで買いに行ったのは懐かしい思い出だ^^
昨日のライブでベーススタンドがあるのにも関わらず、すっとベース(コントラバスギターと彼は呼んでいる)を肌身離さず持っていて、本当にあのベースを愛してるんだなぁと思った。

プレイに関しては素晴らしいの一言!
ビートがブレない!
ミストーンは一つもなかったはず。
音符の長さ、フレージングの全てにおいて最高峰のプレイに、魅せられました。

ドラマー、サイモン・フィリップスは初体験でした。
僕の印象でのサイモンは「ジェフ・ベック」「マイケル・シェンカー」「TOTO」で聴いたロックドラマー。
何故上原ひろみと?でした。
昨日のプレイが初体験でしたが、素晴らしいプレイでした。
2、3回お茶目なプレイもあったけれど^^
どんなに複雑なリズムでも彼にとっては「当たり前」の様でリズムが淀む事は全然ない。
素晴らしいビートを感じました。
本当に素晴らしいドラマーだ。

ライブは途中15分の休憩を挟んで2時間半弱、す〜んばらしいステージでした!
最後の曲「11:49」が終わった瞬間の音は本当に綺麗だった。

上原ひろみはMCで「サムズ・バイザ・シー」に行った事を話してましたが、他にも色々行ったみたいです^^

このトリオが又沖縄に来てくれる事を願います。


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この記事へのコメント
はじめまして、上原ひろみさんのライブを観に行った者です。

全く同じような事を思ってました。

つい嬉くてコメントを入れてしまいました。

アンソニーの視線の先の上原ひろみの世界観を想像しながら2人のリズムを取る動きに自分もリンクさせていました。

あっという間であり、長かった

涙したり、リラックスしたり、緊張したり、観るのもエネルギーのいるライブでした^ ^
Posted by ゆうき at 2012年11月27日 01:59
ゆうきさん
はじめまして、コメントありがとうございます。

そうそう、例えばサイモン・フィリップスのソロの時、ただでさえ難しいリズムの上に、ややこしいキメがあったけれど、上原ひろみとアンソニーの間には「共通の」リズムが会った様な気がしました。

プレイが熱かったからなのかどうかは解らないけれど、ライブが終わり会場の外に出た時の涼しさは格別でした。
あんなライブは初めての経験でした。
Posted by グラノーラ 神村英世グラノーラ 神村英世 at 2012年11月27日 02:37